フィンランド語能力試験



YKIテスト フィンランド語能力試験

と、勝手に呼んでいる。

とにかく、YKIテストには、さまざまなヨーロッパの言語のテストがあって、
フィンランド語のテストは、年に数回行われている。
その試験に参加した。

このテストは、移民の人たちの多くが受けていて、このテスト結果が
求職に影響するらしい。でも、フィンランドはコネクションも大切なので、
このテスト結果はあくまでも、目安。

あと、フィンランドの国籍を取得しようと思っている外国人は、
YKIテストのKeski taso 中級レベルに合格しなければならない。
日本人は、2重国籍は取得できないので、関係ない。

YKIテストは、

・文章読解
・ライティング
・リスニング
・スピーキング

この4つがひとセットのテスト。およそ4時間・・・

まず、試験の初めに、全員携帯電話を没収される。
試験が終わるまで。

そんで、どんな試験だったのかというと、
問題文も全部フィンランド語

文章読解  Tekstin ymmärtäminen
たしか、全部で6つくらいの文章があった。
正しいか、正しくないかを選ぶ問題だったり、
3つの選択肢の中で、どれが正しいか選ぶ問題だったり、
書き取りの問題もあった。
文法の問題は一つもなかった。


ライティング Kirjoittaminen
①“あなたは、新しい趣味を友達と一緒に始めたいと思っています。
 -何を始めますか?どうしてそれに興味がありますか?いつ、どこで?
 友達にその内容をメールを送りなさい。”

②“あなたは、試験に落ちました。しかし、その結果に納得できません。
-何の試験? -あなたの考えでは試験はどうだったのか 
-どうやってそれを改善してもらおうとするのか
 その内容をメールで送りなさい”

③“1.お金は人生を幸せにする。 2.夜、外を歩くのは安全
どちらか一つを選んで、自分の意見を述べよ”

全部で3問

リスニング  Puheen ymmärtäminen
ヘッドフォンから流れてくるフィンランド語の会話を2回聞いて、
回答する。

スーパーで流れてる館内アナウンスとか、
空港のアナウンスとか、
テレビかラジオの広告とか、
2人の会話の聞き取りとか、、、

これ、すごい難しかった。
ほんとに難しかった

なんか、鶏肉とサラダがどうのこうのって言ってたような気がするけど、
いったいなんのことだったんだろう・・・

なんか、おばあちゃんと赤ちゃんが5階でどうのこうのって言ってたような気がするけど、
いったいなんのことだったんだろう・・・

スピーキング Puhuminen
マイク付きヘッドフォンを使って、喋る。それが録音される。
仕切りはあるけど、周りの人の声は普通に聞こえる。

・ベランダに雪が積もって、雪をどかしたいけど、下に隣の家の人の車があります。電話しましょう。
・新聞のセールスを断りましょう。
・あなたが、怒ったりするのはどんな時ですか。(2分間しゃべる)
・あなたのある持ち物がなくなりました、落し物センターに電話しましょう。
・隣の家から、音楽が大音量で聞こえてきます、なんと言って静かにしてもらいますか。
・フィンランドの交通は安全ですか、あなたの意見を述べよ。(3分間)
・ホテルを予約していたのに、名前がありません。どこで予約したのか説明せよ。
・あなたは仕事に遅れました、どうやって謝り、どうして遅刻したのか説明せよ。

なんか他にもあった気がするけど、忘れた。
フィンランドの交通について喋っていた時、途中から、
男の人のがさつな運転の悪口になっていった。

ちなみに、“名字をアルファベットで言ってください”っていう問題があって、
私はわずか5文字で終わるのだけれど、みんな外国人はかなり長い名字を持っているから、
すごい時間かかってた気がする。笑

YKIテストを受けるには、

①ホームページにて、テストを受けれる場所を確認する。フィンランド中で受けれる。
②申込期間になったら、試験会場まで行って申し込む。(身分証明書のコピーが必要なので)
(ネットでも申し込めるみたいですが、やりかたわからないです)
③テスト1週間前になったら、テストの詳細と料金の振込み書が届く
④100ユーロ払う(2016年現在、123€に値上がりした。)
この支払については、銀行口座での支払いのみだった気がする。
なので、私はホストマザーのフィンランド人に建て替えてもらいました。

という流れです。テストはユバスキュラ大学に送られて、採点されて、
結果は、2ヵ月後ぐらいに届くみたいです。


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