コトゥカ観光【昔ロシア皇帝が暮らしていたサマーコテージ】


コトゥカには、ランギンコスキ(Langinkoski)というエリアに、
かつてロシア皇帝が夏の間だけ過ごしていたコテージがある。(Keisarillinen kalastusmaja)
フィンランドの国立博物館に登録されている。

コトゥカ中心地からバスと徒歩で合わせて30分くらい。
このサマーコテージは現在、博物館として一般公開されている。
5月~8月までの夏季限定。
その場で希望すれば、ガイドに博物館を案内してもらうことも可能。(英語)

 営業時間 
11時~18時 (2019年8月中)

 入場料 
大人 8ユーロ
18歳未満 無料
ミュージアムカード 使用可

 アクセス 
コトゥカ中心地から
コトゥカのショッピングモールパサーティ(Pasaati)のマーケットスクエアから
バスが出ている。
運転手に「Langinkoski」と伝えて、シングルチケット3.5ユーロを購入
11. 12. 13. 14. 15. のバスはどれもランギンコスキに止まる。
バスで10分。
教会のある交差点を左に曲がって、3つ目のバス停で下車。
降りるバス停はちょうど、大学があるので大きな建物が目印。

バス停から、橋の方に向かって坂を少し下ると、ランギンコスキのエリアへ。
博物館は、橋をはさんで右手。
橋から博物館が見える。

 博物館の前に行くと面白い豆知識 
ロシア皇帝 アレクサンドル3世がここをサマーコテージとして使用していた。
釣りが好きで、滞在中にはサーモン釣りなどを楽しんでいた。
コテージの建築、内装はフィンランドの物を使用することにこだわっていた。
サマーコテージは普段、ロシア帝国での多忙な日々から離れて
心を休める場所であった。

アレクサンドル3世の妻・マリアもまたこの場所を好み、
サマーコテージに来ると、自分で料理をしていた。(普段は自炊などできなかったので)

彼らの息子ニコライ2世は、ロシア革命時に虐殺された。
ニコライ2世は、父アレクサンドル3世の死後、一度だけこのコテージを訪問している。
滞在時間は数時間だったため、ニコライ2世はこのコテージに興味が沸かなかったと言われている。




リビングルーム
家具やインテリアはほぼフィンランドの職人たちが作ったもの



キッチン
アラビアの食器が使われていた


キッチンからの眺め


思い出にゲストブックに自分の名前を残してください



ミュージアムグッズも



コトゥカの地元で作られたラズベリージュース 7ユーロ
水で割って飲む。すっきりした甘さで美味しい。




側には川が流れている




博物館のエリアには、カフェが2つあってランチやお茶をすることもできる。
エリア内にはトイレも無料で使用することができる。




フィンランドがロシアから独立した際、コテージは取り壊しをする話もでたが、
地元の人々の反対の意見が通り、今でも博物館として残っている。









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