フィンランドのおばあちゃんたち プチエステ

老人ホームで実習中
３月８日は女性の日、ということで
今回は、おばあちゃんたちにプチエステをおこなった
集会場に、椅子と小さな机をいくつか用意
バックミュージックとして、昔の音楽を流す
内容はというと、
ハンドクリームで手をマッサージしたり、
マニキュアを塗ったり、
肩もみしたり、

おばあちゃんたちを、迎えにいった
私はソファに座る、おばあちゃんを発見
おばあちゃんは最初
“え、なにそれ、行かなきゃいけないの？”
と、あまり乗り気じゃなかったけど、
エステの内容を聞くと、
“そんじゃ、車いすが要るわね”

おばあちゃんは、左手の薬指と小指の関節が
老化して、うまく動かせない
“この２つの指、痛いのよ。
夜になると、痛くて寝れない時もあるの”
と、おばあちゃん語りだす。
私は、その２本の指には触れないように手のマッサージをした。

私“マニキュア試してみたい？”
と、聞くと、
おばあちゃん　“うん”
２本の指の爪以外を塗り終えると、
おばあちゃん“残りの２つも塗ってちょうだいな”
すべて終えると、おばあちゃんは

Kiitos kiitos, olipa tosi kiva.
(ありがとう、ありがとう、とっても良かったよ)
と、嬉しそうにしてた。

おあばちゃんたち、つぶやき集
“爪がね、伸びてきたんだけど、いつ切ってもらえるのかなって思ってるのよ”
“特に、首が凝ってね、ああ、そうやってマッサージしてくれると、すごくいいわ～”
“ハンドクリームいいね、これなに、どこで買えるの？”
“このエステ、あとで請求くるのかな。”
“手がね、乾燥して困ってるのよ”
“マニキュアってどうやったら落とせるの？”
“若いころはショップの店員してたから、いつも爪のこと気にしてたの”

思ってた以上にマニキュアが好きなおばあちゃんたち
思ってた以上に喜んでくれたおばあちゃんたち
おじいちゃんも参加可能だったけど、おばあちゃんでいっぱいになった
プチエステの日