人の提案をすぐに否定するのは、やめよう


クラスの中に、Eさんというちょっと
よく掴めないフィンランド人がいる。

私は、好かれているんだろうか、それとも、めんどくさい外国人と思われているのだろうか。

なぜか、すごく私に上目線なんだけれど。

5歳は年が離れているけれど

私が年上だけど。

でも、フィンランドではそういう年齢は特に影響しない。



彼女とは、前の実習先が同じだった。(難民センター)

その時の印象は質問しても、

"En mä tiie." としか言わない。

※En mä tiie. とは、フィンランド語で「分からない」という意味。


でも、

実習先で「折り紙で遊ぼう」、っていう企画の前には

「あき、折り紙練習しないとね、一緒に練習できる日ある?」

という、意気込み。


しかし、いざ練習を始めると、

「これは、難しいから辞めよ。紙飛行機は禁止しよ」

と、ネガティブ志向

そして、私の提案をことごとく否定する。



また、別の日

私が、みんなの前で発表するのが終わったあと、

すれ違いざまに、

「発表、良かったんじゃない」 

と、素直に誉めているのか、上から評価されているのか、よくわからない。



そして、今回の、実習先も同じという奇跡(老人ホーム)

1つのレクレーション体操を、彼女と考えた。

私 「じゃあさ、こういう動きを取り入れてみるのはどう?」
Eさん 「いや、それはどうかな」
私 「んじゃ、こんなのは」
Eさん 「無理だと思う」

いや、絶対無理じゃない

そして、Eさんがほぼ一人で決めた。

しかも、後でほかの人が私と同じ提案を言ったら

採用される。

そして、その進行は私に任された。

そのレクが始まる前に、

Eさん 「ここの動きはね、3回ずつがいいと思う」
「ここはね、こうやってゆっくり動かすの。早くやったらダメ」
「ここでね、利用者さんがもし何か言ったら、○○って答えたらいい」
「そんでね、はっきり大きい声でしゃべらなきゃ、おじいさんたちに伝わらないからね」
「ここはね・・・・」

永遠と続く、レクチャーを受ける



そんなこんなだけれど、

人の意見を、否定せずに聞くのって大事なって思う。

否定的なのが重なっていくとね、

「ああ、この人にはなんか言っても無理なんだな」っていう

印象を持たれてしまう。



Eさんには、決して嫌われているわけではない。

授業も隣に座りに来ることもあるし、

家にも遊びにおいでよ。と言われる。

ただ、少し世話焼きなんだと思う。

まあ、無視されるよりいいや。



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